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【総括的追記】YJ版 200話 託した一手

2015.1.11
完全にネタバレですよ!気をつけて!
大丈夫な方のみ読んで下さい。
コミックス収録加筆前分




















【200話感想】

某ネット掲示板などで、結構「打ち切り?」と
騒がれていたり、不満の声を聞きますが。
(そもそも最終回を絶賛される事は稀だと思うけど)
(大体某掲示板ではこき下ろされてるイメージ…)


色々な事情はあれども、私は
この結末は「打ち切り」レベルではないと
思っています。


まずこのライアーゲームというお話のテーマは…
@正直者がバカを見るのか?
A信じる事の意味(神崎の成長)
B信じる事の素晴らしさ(秋山の救済)


@は神崎&秋山の戦い方を見ていると
決して人を騙して勝ち上がる事が
いい事じゃないんだって常にメッセージがあった。 
一番になる事が良い事じゃない。って。

自分の利益だけを考えて勝つより、
利益を捨ててでも助け合おうという神崎の姿勢があった。
もちろん、犠牲になりましょうという
綺麗事では無かったのが好み。


Aは神崎さんの成長。
盲信しては騙される神崎が、徐々に
人を疑いよく理解し、その上で信じるという
強さというか知恵を身に付けた。
これは入札ポーカーで完結したと言えると思う。


Bは秋山さんの救済。
人に絶望し心を閉ざしていた秋山。
それが、神崎の成長とともに人を信じる気持ちを
取り戻していく。
これも、まずは神崎を信じることから始まり、
最終話ではプレイヤーを信じた。





ちゃんと、最終話まででテーマを一貫して
描ききられたと思います。

201話で終わらせるっていうケツは
決まっていたと思うけどね。
それに合わせて省略した部分はあると思う。

ただ、そこを省略しちゃうかー!!?っていう部分も
多かった…。←私の不満はこの一点に集中しています(笑)
それは単に原作者様の癖のような物ではないかしら。


そう言う意味で打ち切りってのとは
違うと思うなあ。



【決勝戦について】
ハラハラしたりどんでん返しが用意されていたり
とてもよく練られていたと思います。

例えば、秋山対ヨコヤの因縁の対決ってだけに、
「どっちが勝つんだ!?」って
読者は気になったと思う。
ところが、何とふたを開けてみると、
どっちも負け!!

決勝戦は、対ヨコヤと思っていたら、
対事務局だったのだ!!
っていうどんでん返し。
それを、肩すかしと捉えた人もいるようですね。


秋山さんヒーロー!って思って期待する気持ちが
あるので、そういう不満も分からなくはないです。




多分色々まだまだ思うとこがあると
思います。
また追記するかもしれません。









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