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***ありがたきいただきもの***

入籍*秋直

2014/8/30
あお様より

湯上がりの身体をパジャマに包み、ナオがリビングのソファに座った。
タイミングを見計らったようにグラスに入った冷茶が秋山からナオへ差し出される。
「はい、どうぞ」
「あ、ありがとうございます」
両手でそれを受け取るとカチリとグラスと金属の触れ合う硬質な音が響く。その音の原因に思い当たり、途端にナオは頬を一層赤く染めた。


それは今日自分の薬指にはめられた永遠の約束。
式をする事も、写真を撮る事もしないでいいと言ったナオの唯一の願いだった。
「今日は疲れただろ?」
やはりパジャマ姿の秋山がナオの隣へ座り、しっとりと輝く黒髪を優しく撫でた。そして柔らかく微笑みながら少女の顔を覗き込む。
「疲れてなんかないですよ。信じられないくらいに幸せでフワフワしてますけど」
ナオは微笑みを秋山に返した。


今日は役所へ行き、書類を提出した。その後お互いの両親の墓前で報告をした。これからずっと2人で歩んでいくと誓った事を。
秋山がナオの暖かな左手を取り、プラチナの指輪に口づける。
もちろん秋山の左手にも同じ輝きがあった。
「これからも一緒にいさせて。ナオの側にずっと。」
「秋山さん…」
大きな瞳にたくさんの涙を湛えたナオ。その指輪に秋山はもう一度口づけ、耳元にそっと囁いた。
「愛してる」


互いの溢れる想いはそれ以上言葉にならず、2人はただ強く抱き締め合った。


甘い秋直をおねだりして頂いちゃいましたv
ありがとうございます!!
優しい優しい秋山さんに、溶けてしまいそうですvv
本当にありがたいっ!! 秋直餓えのオアシス!!
またよろしくお願いします<(_ _)>

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