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五月のある日曜日。
ナオは一人で部屋の掃除をしていた。
念入りに掃除機をかけ、スイッチを切ったその時ガチャリと玄関の鍵があく音がした。
「ただいまぁ。」
玄関ドアが開くのと同時に聞こえた声に自然と笑みが浮かぶナオ。
「おかえりなさい。」
と出迎えれば笑顔の愛息。その後ろには自分と同じように息子を愛しそうに見守る秋山がいた。
「ママいつもありがとう。大好き」
言葉と共にナオに差し出されたのは大輪の赤いカーネーション。
小さな手からそれを受けとると、今日が母の日なのだと思い出す。
自分が贈る事ができなかった赤いカーネーション。
それを贈られる日が来るなんてナオは考えてもいなかった。
「ありがとう。」
何とかそれだけは言葉にしたが、後は嬉し涙が言葉を押し流してしまう。
そんなナオを見て、秋山は手を伸ばしてそっと頬を伝う涙を拭った。
ありがとうと大好きを伝えあう日。
mother ’s day
制作者様の後書き--------------------
nana さんからのこの話へのコメントで『秋山さんに似た息子ちゃんからカーネーションを貰う』とあった事も思い出して文章にしてみました。
秋山さんとナオちゃんはきっと幸せな家庭を築くと思います。子供にも優しいんだろうなぁと考えるだけで私も幸せになります。
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ふあああ…って幸せになるＳＳありがとうございます！
私の返信コメントから作って頂いたとのこと、嬉しいです！何でも言ってみるものですねｖｖ
良かったね直ちゃん。そして秋山さんと思わせていただける作品でした…！
前科とかあって嫌な事があったとしても、家族で助け合って暮らすんだろうな。
それに幼稚園のお友達のパパが秋山さんだったら、私前科がどうとかよりも、見惚れてしまうと思うし。
きっと大丈夫！！幸せな家庭になると思います。
それではまたお待ちしています〜〜ｖｖ