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***ありがたきいただきもの***

最終巻発売記念〜こんな話が追加エピだったら…〜

2015/4/14
あお様より

最後の段ボール箱をトラックに乗せた。
「では、よろしくお願いします。」
引っ越し業者は少しの荷物を乗せて新居へ車を走らせ始めた。
秋山はポケットに両手を入れたままそれを見送る。

「秋山さん。」
聞きなれた声に名前を呼ばれ後ろを振り向けば、想像通りにカンザキナオの姿があった。
「君もここに来たのか。」
「はい。やっぱり一緒に行きたくて。」
ふわりと柔らかな笑みを浮かべたナオ。
その表情につられるように秋山も微笑んだ。
そしてポケットの中から二つの鍵を取り出す。
壊れ物を扱うようにそっとナオの右手を取った秋山は、その小さな手に同じ形をした鍵を一つ乗せた。
「これは君の鍵だよ。」
「ありがとうございます。秋山さんとお揃いですね。」
嬉しそうに掌の中の鍵を握り締めるナオが秋山を見上げる。
また更に愛しさがこみ上げて来た秋山は柔らかな黒髪に口付けて優しく囁いた。
「もう決めたから。ずっとナオの隣にいる事も。そしてこれからもナオを愛する事を。」
秋山の言葉にナオは大きな瞳を潤ませながらコクリと頷きを返した。

「じゃあ、行こうか。」
「はい。」
前を向きゆっくりと歩き出す二人。
自然と手を取り合い指を絡めた。
歩みながら視線を合わせて微笑み合う。
きっとこの想いは変わる事はない。


これからも
あなたの隣が
私の居場所で
ありますように













制作者様の後書き--------------------
あまり甘くない話になってしまいました。
疲れた頭ではこれが限界でした。読み手さんの脳内補完に頼りすぎだし。もっと甘い感じにしたかったのに残念です。
秋山さんがナオちゃんに囁やく台詞がらしくないかなぁ。とは思いますが、最後ならこれくらいのサービスがあってもいいかと(笑)
これからも二人で愛し、愛されながら生きて欲しいです。
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いえ、十分甘いです!ヽ(^o^)丿
秋山さんが優しくてとろけそう…。
いつも幸せなSSをありがとうございます!!
否応なく一人暮らしを強いられている秋直なので…いつか二人で暮らしてほしいなあ。
と、私も願っています!!!

ではでは、次回もお待ちしております!!

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