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「ねぇナオ」
マグカップを持って隣に座ったナオに秋山は声をかけた。振り向いた大きな瞳が真っ直ぐに彼を射抜いた。
「なんですか?」
「君にプレゼントがあるんだ」
そう言って秋山はどこからか取り出したリボンのかかった小さな箱をナオの手の中にあるマグカップと取り替えた。
「あの…開けてもいいですか?」
「君にあげたんだからいいんじゃない」
おずおずと切り出したナオの様子に僅かに苦笑しながらも優しい目で見つめる秋山。
そんな中ナオは少し震える指先で結ばれているリボンを解く。
「…これ、いただけるんですか…?」
箱の中から現れたのは華奢な造りの腕時計。秋山はそれを取り出すとナオの細い手首へつけ、そこへ一つ口付けを落とした。
「ずっとナオと一緒にいられますように」
祈りの言葉と共にとろけそうな程甘い笑みを見せる秋山にナオは耳まで赤く染まる。
それから二人の口唇が互いを求めるまで時間はかからなかった。
みんなが幸せな聖夜を過ごせますように。
きよしこのよる
作者様より、「私の中の秋山さんは
受け身でいる事が多いのですが、
たまには攻めてもらいました。」との
コメントをいただきましたが、
貴女様の秋山さんは、
いつも甘く優しく攻めておられると思いますvv
直ちゃんが幸せで、つまりは秋山さんも幸せで、
結果的に私も幸せな気持ちをおすそわけして
もらってます!!
優しくして、されて、秋直ってこうでなきゃ!ですね
手錠秋山さんは断念との事(笑)
私も原作のSな秋山さんはかっこいいなと
思っているのですが、なかなか描けませんね…。
でも腕時計の優しい束縛も素敵ですよv
素敵なSSをありがとうございます!
またお待ちしていますvv